亡くなった祖父の遺品を整理していたら、引き出しからなにやら株券のようなものが見つかったなんてことありますよね。

 

株券は財産的価値のある有価証券のため、いらないからと廃棄するのはNGなのです。株券の整理方法とはどのようなものなのでしょうか。

 

株主優待

 

株券とは

 

株券を調べると、企業の株主権を証明する有価証券と書かれてあります。会社が活動していくのに必要な資金を集めるため、その資金を大勢の個人やほかの会社等から提供してもらう必要があります。

 

これは出資であり、融資ではないため、返済の必要がありません。この仕組みを株、正式には株式と言います。株式会社として会社が誕生するときに、この株も一緒に生まれることになります。(参考:JSDA日本証券業協会より)

 

株券は有価証券のひとつですが、有価証券とはこのようなものです。この際、出資してくれたことを証明する証明書が、株券になります。

 

有価証券とは、株式・債券・手形・小切手などを指します。有価証券はそれ自体に財産的価値を有します。

 

有価証券は譲渡することにより、その有価証券の持っている財産的権利を簡単に移転させることができるのが特徴です。(引用:SMBC日興証券より)

 

このように株券事態に財産的価値があるため、取り扱いにはちょっとした注意が必要となるのです。

 

持ち主が亡くなった後に発見された株券はどうすればいいの?

 

亡くなった祖父のタンスの奥から見つかった株券のようなもの。株券はどのように取り扱えばいいのでしょうか。

 

株券は財産的価値があるものであり、企業への資金提供の証であるため、いらないからと株券を廃棄したとしても、株式そのものの存在がなくなるわけではありません。

 

いらないから捨てればいいというわけにはいかないのです。ではどのようにすればいいのでしょうか。

 

株券を引き継ぐ場合

 

株券は有価証券のため、亡くなった人から遺族が引き継ぐ場合、相続の手続きを行わなければいけません。まずはこのような手順で行いましょう。

 

1.証券会社や信託銀行に連絡する

2.相続に必要な書類を準備する

 

  • 株券
  • 株式名義書換請求書
  • 相続する人の株主表
  • 相続する人の戸籍謄本と印鑑証明書
  • 亡くなった被相続人の戸籍謄本など

 

遺言がある場合や、相続人が数人いる場合、遺産分割協議書など、そのほかにもそろえなければいけない書類がありますので、証券会社や信託銀行の担当者に確認するといいでしょう。

 

また、非上場企業の場合は、証券会社や信託銀行ではなく、発行先に直接問い合わせる必要があります。

 

株券の引き継ぎを放棄する場合

 

見つけた株券を引き継がない場合、相続を放棄する手続きを取らなければなりません。

 

相続を知った日から3ヶ月以内

 

この期限内に、相続放棄申述書など数種類の書類を準備し、住民票のある地域の家庭裁判所に提出します。その後、裁判所から相続放棄が認められた連絡が届く手順です。

 

ちなみに誰も相続する人がいなかった場合、財産は国に返されることになります。

 

株券を引き継いだら税金を忘れずに

 

株券を引き継いだ場合、相続税がかかることを忘れてはいけません。

 

相続税の支払い期限は10ヶ月以内

 

株券を引き継いだからといって、すべての相続に税金がかかるわけではなく、ある一定の金額までは課税されない決まりになっています。

 

3000万+(相続人の人数×600万)

 

この計算式で基礎控除金額を求めます。相続人の人数が3人だった場合、計算は4800万となり、4800万を超えた部分が課税対象になるというわけです。

 

相続税の税率は国税庁のHPに記載されていますので、チェックしてみてください。